春に向けてデトックス♪「肝」養生のポイント
こんにちは^ ^
ILCHI Brain Yoga 札幌スタジオです♪
早くももう3月!
冬のあいだ優勢だった「陰」が少しずつ減り、「陽」が一気にあふれてくる季節のはじまり。
北海道は、もう少し先ですが、本州では花々が咲き始め、木々も芽吹いてくる季節がやってきています♪
季節の変化にともない、私たちの体も影響を受け始めます。
「陽」がグングン満ちてくることで、「肝」も活性化し、冬のあいだに体中に溜め込んでしまった不要なもの(老廃物や脂肪など)を一気に解毒しようとしてフル稼働、疲弊しやすい状況になり、「肝」本来の機能にあれこれ不調が現れてきます。
例えば、
「肝」に貯蔵されている「血」が不足することで精神的に安定せず、イライラや不眠、気持ちの揺らぎなどが生じやすくなったり、めぐりが滞ることで肩こりや筋がつりやすくなったりします。
また、春の「陽」の気の急激な上昇も手伝って、「血」が体の上部に溢れ出して停滞しやすいので、頭痛や鼻詰まり、めまいやふらつきなどの「上半身の症状」が出やすくなります。
花粉症の症状の中でも、目の充血やかゆみ、鼻詰まり、喉の炎症など体の上部に「血」が停滞することで起きる症状は、この「肝」の乱れに由来するものとされています。
「肝」の解毒の機能がうまくいかなくなることで、体内に余分な老廃物などが蓄積されて、重だるい疲労感を感じやすくなる場合もあります。
★「肝」の不調を整える工夫
1.食事
「血」を満たす性質のある食材
ほうれん草やナツメ、アサリ、牡蠣などを取り入れる。
春に乱れやすい「肝」の働きを正常に戻して「肝」の疲弊を労うのに役立つ「酸味」を取り入れる。
柑橘系のフルーツは「気」のめぐりをよくするとされているので、紅茶をレモンティーにする、フライにレモンをかけてみる、サラダにグレープフルーツを散らしてみるなど、取り入れてみてもいいですね。
アボカドは「肝」の働きを高めて余分なものの排出を助け、「気」を補って疲労を回復、新陳代謝をサポートする性質のある食材。生のアボカドにレモン汁を加えれば「肝」を整える「酸味」も補えます。
2.生活習慣
夜更かしやストレスなどによる「血」の無駄遣いをしないようにする。
なるべく決まった時間帯に寝起きする。
軽い運動をする。ストレスを溜めないようにする。リラックスを心掛け、肝の高ぶりを鎮める。
3.肝臓につながる経絡を刺激するエクササイズ
肝臓につながる経絡(けいらく)を刺激するエクササイズです。肝臓の経絡を刺激することで、肝臓や胆のうに気エネルギーをしっかりと循環させ、体に貯まった毒素を排出する効果が得られます。腹式呼吸を意識すると、より高い効果が得られます。
【肝臓と胆のうに良い運動】
1, 背中をまっすぐに伸ばして座り、足を広く開きます。右手で右の足首を掴み、左手が右足のつま先に当たるまで、腰を横に曲げます。左側の腰と太ももをできるだけ伸ばし、できるだけこの姿勢を維持します。
2,反対側も同じ動作を繰り返します。両方をそれぞれ2回ずつ繰り返します。
できることから心がけてみてくださいね♪